ホームページ゙で言いたかったこと

「もの言わぬは腹ふくるる心地ぞする」とも「もの言えば唇寒し秋の風」とも言われるが、前者については日頃考えていることを表現するチャンスが増え、有難いことと思っている。後者については、今は独立した気安さもあり、自己責任と心得て割り切ることとしている。

「トピックス」:技術を分りやすく解説する

勉強会などで収集した情報を、技術者としての切り口で整理し、誰にでも理解できるように説明できる「技術の語り部」を目指して努力していきたい。

かって大阪ガス時代、事務屋の上司に「お前の言うことはようわからん。」とか「こんな分厚い資料を持ってきて俺に読めというのか。」とよく叱られた(激励された)。

また、小説家と会社員の2足のわらじを履いていた先輩から、技術をわかりやすく説明できる技術屋をめざせともいわれた。本社のスタッフを長年やっていると、周りの事務屋さんが決定権をもっているケースが多く、自分自身も分りやすい説明の必要性を痛感することが多かった。建築業界のお客さんに月刊PR誌「ガスニュース」を通じてガス設備に関する安全対策、設置・利用対策などの情報を特集記事として直接提供し、評価して頂けるような経験もした。

今回のトピックスでも取り上げたが、竹中平蔵さんは「経済」をわかりやすく説明できる能力なども評価されて、慶応大学教授から経済財政担当大臣になられた。小泉内閣は経済財政諮問会議での意思決定のプロセスをオープンにして「合意形成」をはかり、経済構造改革を進めようとしており、国民の圧倒的な支持を得ている。

先日ある会合で、現在は文科系大学の先生をされている技術の専門家が、「数式を使わずに技術の講義を心がけている。例えば、万有引力の法則について月がなぜ落ちてこないのかの現象を用いて説明する」のが評判になり、現在では講義の受講希望が多すぎて、学生の受講希望を審査するとのことである。

「掲示板(ネットワーク)」:投稿を歓迎します!

「掲示板(ネットワーク)」は、知り合いの方にお願いして寄稿して頂いている。なかなか評判がいいので、是非継続していきたいと思っている。もっとも、「そのうちに書いてくださいよ」と正式でもなく期限も区切っていないので、今回は原稿があまり無いままにすぎてしまいました。

「編集者雑感」:楽しい作業

「編集者雑感」は、自分が日頃活動し、考えていることの中からテーマを選ぶもので、自由に表現できるので楽しい。お会いしたことのない方からも、私の個性がよく出ているとの感想を頂戴することがある。

前号までのホームページの3つのコラムについて、読み手がどのように受け止めて下さったのか、頂戴したコメントを拝見しながら、なるほどなあと思ったりしている。今回はハワイでの写真を入れたが、文字ばかりのしんどさを考えると、舌足らずな説明もあるのは承知しているが、当分は1ページを基本にまとめていきたいと考えている。

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