パソコン(情報ツール)の活用とリスク対策

ワープロを使い始めたのは20年前、パソコンはまだ5年

昭和50年代後半、管理職もワープロを使うべきという議論があった。営業部で、集合住宅に設置したガス給湯器の水のクレームが発生し、入居されているお客様をはじめ関係者に心労をおかけした。施工された大手ゼネコンさんと一緒に対応に当たったが、打合せ経過を文書で提出するよう求められ、やむをえずワープロを使い始めた。「窮すれば通ずる」というが、正確には「窮すれば変ずる、変ずれば通ずる」でないと趣旨が伝わらない。

*名刺の表示は「技術士(環境・総合技術監理)・環境カウンセラー(事業者・市民)」に変えた。

以来、ワープロ時代が15年、会議資料をワープロで作り仕上げたところ、もうパソコンの時代ですよと言われ、やむなく、Wordを覚えることになった。その後、Wordによる文書作成、社内LANによるe-mailの使用へと自然に進んでいった。

インターネットが世の中を変えた!

当時のインターネットは通信スピードが遅く、職場で使っている人の根気良さにとても実用的でないと評価した。自宅用に子供(3人)と共同でEpsonのノート型パソコンを40万円位で買ったが、文書の保存、取り出しの仕方が分からなくて一人ではどうしようもない。4年前、Windows98が出る直前に@IBMのデスクトップ型を20万円強で買って、ようやくパソコンライフに突入。その後Aパナソニックのノート型を、2年前に独立後B事務所用にデスクトップのパソコン(SOTEC)を買ったが、10万円程度で機能的に最もこれが使いやすい。コンサル業務を行う技術士にとっては必須の重要なツールである。

通信手段は、当初ISDNで、接続中にお金が加算されるのが精神的に苦痛である。常時接続できるCATVに切替えて、ようやく本物らしく快適になった。事務所のパソコンはCATVが使えず、仕事も自宅中心であったが、今年ようやくADSLで常時接続し、事務所の稼働率も飛躍的に向上した。通信インフラについて、NTTのサービスが遅れた結果、わが国は韓国、台湾はもとより、中国などにも取り残される恐れがある。

ウイルス騒動とセキュリティ対策!

@昨春、知人から来たメールでウィルスに感染、ソフト(ウィルスバスター)を買って、苦心惨憺の末処置したが、今も後遺症が残っている。

A昨秋、旅行中に来たウィルスのため、メールが開かなくなりバタバタもがいた。B今春、旅行中に自動車を止めてノートパソコンを開いたところ、うっかりしてウィルスに感染、訳が分からない中でウィルスメールを10人以上の方に発信して迷惑をかけてしまった。

パソコンは大事な商売道具であるから、セキュリティ対策を十分にしないといけない。現在、メールは毎日3台のパソコンで受信確認し対策ソフトもノートンと組み合わせている。作成した文書類も2〜3台に保有するようにしてパソコンがダウンした時のリスクに備えている。まずは一安心といったところである。

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