健康管理と交流・認知症防止

68歳でまだ身体の不具合もでてきていない。しかし、高齢化する中で同僚などの訃報を聞くことが当たり前になってきた。長いこと寝込むと本人もつらく、周りにも負担をかけるし、介護のシステムにも限界があるので、健康管理を通じて元気で過ごせることが重要である。PPK(ピンピンコロリ)が理想との声も聞くがこれも難しい。人間は生老病死を避けられないのであれば、今後残された生活をどのように生きるかが大きな課題になる。

 加齢に伴い色々な身体の衰えが出るが、その環境に合わせながら生きていくしかない。

①出来るだけ長い期間、元気に歩くことを心がける。

身体を動かしておれば自然と1日1万歩程度の活動が出来る。そんな生活を心がける。

②ストレスをためない生活に努める。

仕事を離れると、一般にストレスは減るが、一方で生活の目標を切り替えなくてはならないので、戸惑いとともに老化が進むことをよく聞く。私は、色々厳しい状態があっても、自分に誠実に精一杯生きることで自分自身のストレスをためない様に努めてきた。

③適当な食生活に努める

 バランスの良い食生活を心がけ、体重などの大きな変動がないようにコントロールすれば、快眠快食の状況が作られる。

④生活習慣病の予防

 ガン、心臓病、脳梗塞、糖尿病、骨粗しょう症など、加齢に伴い色々な病気が心配になるが、基本は①運動、②ストレス回避、③食事に注意し、結果として生活習慣病を予防する。これを実現するために定期的(年に1度程度)に人間ドックなどで検診を受ける。

当たり前のことを述べてきたが、人間は一人で生きることはつらい。若い頃のことを思い出すと、頭の血流が良くなり認知症が防止できるという。同窓会などの集まりが人恋しく楽しいし、長時間子供の頃や若い頃の話を続けることで、ボケ防止に有効に機能するとのことである。

同窓会の開催

私の場合は、幸せなことに今も生まれ育った神戸の地元に住んでいる。従って小学校、中学校、高校と親しい仲間との付き合いがしやすい環境にある。昨年は小学校2~4年と3年間クラス替えがなかった。お二人の先生にもご出席いただいて卒業以来始めての同窓会を開く事が出来た。

今年は、この同窓会の枠を少し拡げて同窓会を6月に開催するべく、8人の世話役が案内を出して準備したが、新型インフルエンザの発生で中止になった。小学校・中学校の全校の同窓会(同期会)は5年程度ごとに開催するのが望ましいが、お世話をするのは大変である。また、関東など地元を離れて住んでいる同窓生は、年に一度位は同窓会があれば、帰省しやすくなるという。

小・中学校9年間同じだったメンバーが多いことから、合同の同期会を定期的に開けるようになればと願っているが、取りまとめには工夫が必要であり、まだ実現には至っていない。

高校の同期会は柔道部のゴルフ会と当日の夕方から三宮での懇親会が定例化してきた。お世話してくださる方の努力で女性の参加も増えてきた。年に2回は同期全体のゴルフ会もあり、仕組として定着している。また、2010年には5年ぶりに全校の同期会が計画されている。

大学(名古屋工業大学)はクラスの同窓会を2年ごとに関東、名古屋、関西で順に開催しており、毎回30名とクラスの半数以上が集まる。今年は関西組がお世話して高野山で開催できた。世界遺産になっている古道を歩き、楽しい1日だった。大学全体の近畿支部同窓会も20数年、参加させてもらっている。ハイキングや見学会などを含め、色々な催しに拡がりつつある。

会社(大阪ガス)の同期会も定年後、開催するようになった。過半が関西在住であるが、今年は豊橋で中部ガス中村社長(同期生)のご努力により、地域に貢献するSALAグループ(Space、Art、living、Amenity)が経営する駅前の複合ビルの高級ホテルで開催できた。

仕事の中で技術士会の活動、ネットワークは有効であるが、これも活発な活動になりつつある。

世話するもの、お世話していただき参加するものなど様々であるが、これからも続いていくことを願っている。                                

 

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