「フレあいスポット」のオープン
成り行き任せ(臨機応変)の開店準備
スケッチ展、写真展
2月はじめに技術士で自然大好きな阪本慶二先生にスケッチ展を開催していただいた。昨年末の地域産業技術協力センター(代表:高橋威技術士)の忘年会の折、思いつきでお願いしたのがきっかけである。ぶっつけ本番のイベントであったが、阪本先生には喜んでいただけた。
3月には小・中学校の同窓だった西川宏さんの写真展「水車のある風景」を開催、有難いことに神戸新聞で紹介して頂いた。この期間中、ミニ同窓会を開催していただき、交流の場としての手ごたえを感じた。
4月にはやはり小・中学校の同窓だった石井義啓さんの「神戸・東灘とバイクでの全国スケッチ展」を開催。これまでの経験を踏まえての改善もあり、300名もの方が記帳してくださる盛況であった。
エコアクション21(EA21)審査人HG会の拠点活動
環境問題への対応が企業にとって重要といわれて久しい。大手企業の要請により中小企業もISO14001の認証取得の取組みがあるが、費用、労力の大きさに比べメリットが小さい。環境省が10年かけて作り、昨年スタートしたEA21などの簡易なシステムの普及が期待される。全国で47の地域事務局と748人の審査人が認定され、近々認証取得企業が2800件に達する(2008.8末)。20058月にEA21審査人HG会を立ち上げ、毎月幹事会と例会を開いている。会の活動は全国に広げていきたい。この活動拠点として、公共のスペースからフレあいスポットに替わったが、自由に日時を設定できるし、終わってからこの場所で交流を図ることができて快適である。
その他の準備、交流活動
堂山会という異業種交流の場がある。現代芸術家でマルチな才能を持つ伴野久美子さんのお世話で飲食・懇談する会であり、現地でメンバーから色々とアイデアを戴いた。
人が集まり交流を図る場作りとして社交ダンスができる非日常の空間と、囲碁・将棋ができ、手軽なミーティングができる日常空間づくりを進める基本方向を固めた。次男の兼司(マネージャー代理)と近くのダンス教室を見て回り、「ふれあいダンス教室」の三好純・幸代ご夫妻とお会いでき、出資までして頂いた。
囲碁・将棋ができる場は、高校の同窓である友松邦夫さんと、同好の方々が手伝ってくださる。また、プロ四段の藤内忍さんが、小学生向けの囲碁教室を主宰してくださる。藤内さんは内藤国男九段の弟子で、父が内藤九段の後援会に入っていたこともあり縁を実感した。
開店記念の催しと展開
記念講演
元大阪ガスエネルギー文化研究所所長で神戸大学教授を経て、現在、地元芦屋大学の倉光弘巳学長にお願いできた。私も面識はあるが、先輩の大岡五三實技術士を通じてお願いした。お忙しい方なので、日程調整がつかないと思ったが、ピンポイントで引き受けてくださった。
殺陣道の模範演技
特徴のある場づくりのため、伴野さんの推薦で、2年前に大阪へ進出してこられた東放エンターテイメントスクール大阪校の八木理事が、殺陣道の教室を神戸で開けるか見に来てくださった。教室の運営ノウハウも教えてくださり、当日の模範演技を引き受けてくださった。
司会までお世話に!
元関西ラジオアナウンサーでひまわりカンパニー代表の白木ナツコさんは東放エンターテイメントスクールで講座を担当されているが、うれしいことに当日の司会をお引き受けくださった。
なお、お披露目の案内状は三好幸代さんがレイアウトを引き受けてくださった。
開業時における展望
色々なことがあったが、何とか開業できることができた。(財)ひょうご産業活性化センターのアドバイザー江尻幸雄さんから、経営方針を作りこれに沿って今後の展開を図るようにとご指導を受けた。今後もご利用下さるお客様からのご提案、ご要望にお答えできるよう努め、皆様に支え、育てていただけることを願っている。
その後の展開
開店後、あっという間に2年が経過した。予想されたことであったが、当初は稼働率が低く、2〜3年間の辛抱と思っていた。社交ダンスやジャズダンスなどの他バレーなどの利用があり、予想より早く賑わいを見せるようになってきた。インターネット、ホームページでのPRなどが良く利用され、300台以上のビルの駐車場が2時間まで無料で使えるのも後押しして、広域的な顧客の掘り起しが大分進んできた。
一方ではオープン時にお世話になった「殺陣道」などのイベントは集客の実働活動なども難しく断念せざるを得なかった。自主企画より、当面はご利用いただく先生方のサポートを精一杯させていただくのがよさそうである。実質的には二人の息子の活動努力によっており、早く経営を委ねたいと願っている。
2006年3月23日神戸新聞より
フレあいサポート 経営方針
理念
「フレあいスポット」はお客様のご提案、ご要望を真摯に受け止め、駅前の商業施設のよさを最大限に引き出し、子供さんから高齢者までの方々に文化、教養、くつろぎの場を提供し、長期的な視点の中で地域の皆様に育てていただくことを目指す。
行動指針
- お客様の意見を聴く。提案していただく。
- 新しいサービス、付加価値を企画し提供する。
- 繰り返しご利用(リピート)いただけるよう工夫する。
- IT(ホームページ)、ブログの活用により情報交流を図る。
平成18年5月17日
有限会社フレあいサポート
社長 山本泰三