
情報発信・編集方針について 201012.22
「エコサポート通信」を発行して10年が経過し、第9号の発行するに際して編集方針を変更する。第8号を発行して1年経過する中で、年間4000件近く、1日に10件以上のアクセスがあり、硬い記事にしてはよく読んでいただいていると感謝しているが、なかなか発行の頻度を上げられない。
アクセス数が増えるのは嬉しいが、10年後に読んでもなるほどと思えるような記事を作り続けたい。
8号までの記事の整理
1号(2001)から8号(2009)までの多岐多様にわたる記事を、内容別に整理しなおして掲載することにした。内容に付いては、現時点でのコメントは原則としていれず、作成時のままとした。
情報量の爆発的膨張への対応
この100年で情報量は1000倍に膨張したという。新聞、TV、雑誌、電子図書とますます膨張する情報の中で「知識の構造化」を図り、情報の位置づけを明確にしていくことが重要と思う。そのために、1年間書き溜めた記事の中から、選択して掲載する方式を踏襲したい。インターネットでWikipediaをはじめ、多くの情報を検索・確認することは便利であるが、そこから重要な情報として要約をまとめる。
技術者でないと理解しにくいことを、明確に情報発信することが、経営・技術コンサルタントとしての業務にも繋がっていくし、政策形成にも役に立つことを期待したい。ブログやツイッターといった新しい情報を取り入れるのはこのサイトでは当面、取り上げない。
ISOマネジメントシステムについて
ISO9001、ISO14001はマネジメントシステム、経営の道具(ツール)である。厳しい経済環境の中で勝ち抜くには、これをいかに有効に活用し、企業の組織力を強化するかが重要になる。その普及動向はマクロには頭打ち、減少傾向が見られる。とくに建設業で入札資格の条件として評価されるときは急増したが、現場の実情に合わせて使い込めない事業者は、資格辞退がめだっている。
一方で、グローバル化する中で、大手企業が外注先にISO9001取得を要請するなど、本気で組織力アップをめざす動きが出始めている。構築支援ツールの整備、改善が進んでおり、新しい顧客先が広がりつつあるので、具体的な事例、ツールなどを紹介した。
「関西を元気に! 技術士の提言」の編集に参画
日刊紙フジサンケイビジネスアイと日本技術士会近畿支部環境研究会との間で、標記テーマによる編集協力が実現した。マスメディアに情報発信することができるビッグチャンスを活かそうと、記事の作成については議論を深め、結果として高速道路などを含むインフラ整備のあり方を中心にとりあげた。
ベースは5年前の愛知万博時に中部地区の見学・研修旅行を実施し、空港、港湾、高速道路が計画的に進んでいる事実を目の当たりにしたことである。2010年3月頃から関西の実情、問題点を調査していたので、上記の企画が実現した。この詳細については、項を改めて述べる。
残された時間を有効に使うために
人生古来稀なリという「古希」(数え年69歳)を過ぎ、残された時間が限られてきた。この時間を以下に有効に使うかが重要なテーマになってきた。
技術士の資格をとって以来、「ISOコンサルタント」「経営・技術コンサルティング」を看板に掲げ、11年になる。コンサルタント業務は、@今までの経験知識を生かすことができる、Aこの経験知識をもとにクリエイティブな仕事に関われる。健康に留意し、老化現象をできるだけカバーすることで長期にわたり仕事を続けることができる。企業のOBとして長期的、俯瞰的に見て発言できるので、交友や生活面を含め、より一層大事に使っていきたい。