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第9号見出し

情報化への対応(その1) 『パソコンの使用環境』 2010.12.19

パソコン環境の進歩

10数年前ウィンドウズ95が登場して、ワープロからパソコンへ切り替えることを実行した。 これにより、会社の中で作った資料が社内に自由に流通でき、閲覧と共にどこからでも文書の追加修正ができるようになった。そして、ウィンドウズ98、さらにXPと機能アップすると共にインターネットが広く普及しだした。最近はWeb2.0といって、さらに進化したシステムが一般化してきた。

 私は2000年に独立してコンサルタント業務が本業であり、この流れにうまく乗ることができた。とはいうものの素人の一般ユーザーとして使いこなせる機能は、文書を作成するワード、表を作り簡単な計算ができるエクセル、講演などに際してプレゼンテーション資料作りとメール通信であった。その他の多くの機能は未だに使いこなせていない。

便利な機能の発達とPDFによる革新的な利用の改善

 こんな機能があれば、というものが、低価格または無料で入手でき身近になってきた。

@スキャナーとPDF

 紙ベースの資料を簡単に画像でパソコンに取り込む機能としてスキャナーによるPDF化があるが、ハードも説明書だけでは使いにくく、ソフトも有料で高かった。それでも、パソコン内のワードなどの文書であれば、印刷機能を使うと簡単にPDF化することができる。

この文書は、いくらでも追加(挿入)、削除ができるので、文書整理がとても便利である。

 スキャナーの使いづらさを解消したのが「スキャンスナップ」である。富士通から発売されたもので、PDFのソフトが付属し、A4の資料をコピー感覚で両面一度に取ることができる。また、付属のシートを使うとA3までPDF化することができる。さらに必要な場合、比較的容易にワード、エクセルなどの文書に作り替えることもできるのである。

AOHPからパワーポイントへ:図や写真の貼り付けも容易

 講演などの資料は長い間、OHPのシートを作っていたが、パワーポイントで簡単に作成管理できるようになった。OHPはPDFの資料をパワーポイントに貼り付ける場合、ワードなどで図の挿入というアイコンをクリックすることで対応できる。しかし、画像の解像度が落ちて、使用に耐えないので悩んでいた。最近、「CaptureXP」を無料でダウンロードして悩みが一挙に解決した。容易に解像度が調節でき、好きな部分を簡単に切り取り、貼り付けることができるので、編集のスピードと表現力が格段に向上した。

便利な機能はどのように入手したか

 企業にいるときは、パソコンの利用について、職場の同僚以外にサポート業務を専門にしているスタッフに問い合わせれば概ね解決できた。しかし、独立してからはそのような機会が少なくなった。

@技術士会内部での勉強会

 パソコンや情報処理に詳しい技術士が、ボランティアの勉強会でエクセルなどの使い方を教えて下さった。また、ホームページの作り方なども教えてもらったが、この時には知人の紹介で、トップページのコンセプトの構想をまとめ、ホームページを外注し完成できた。運用は一時期見よう見まねで対応したが、基本の理解がないので結局は外注を基本とすることにした。

A仕事上の同僚のアドバイス

 スキャンスナップによるPDF化を推薦してくれたのは、仕事の同僚であり、すぐに購入した。また、「CaptureXP」についても、仕事上で同僚の技術士に教わった。他にウィルス対策のセキュリティ対応や、考え方をツリー型に整理・発展させる「mindmaps」は、息子に教えてもらい、これにより、ISOコンサルタントとして必要なツール作りに活用している。

Bプロのパソコン教室の活用

阪急岡本駅前に「マーブル:パソコン教室」がある。自宅と事務所のパソコン使用環境について、いろいろな悩みがついて回るので、相談した。ハードの購入を含め、自宅と事務所のパソコン環境は極めて快適になった。先日も、パソコンの使用中に動作の不具合が発生したので、電話でアドバイスを求め、たちどころにトラブルを解消できた。同教室はIBMに勤務されていた堤さんが、藤田さんなどと協働で経営されて4年足らずである。発展されることを願っている。

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